「ウチの子、中学生になったらピタッと背が伸びなくなったのよね…」
親御さんにしてみれば、成長盛りのはずのお子さんの身長が低いままだと、何か栄養素が不足しているんじゃないか、と心配になりますよね。
特にスポーツをしている場合、身長の低さはデメリットになることが多いですから、何かしてあげたいと思うのが親心。
そんなお母さんやお子さんの応援をしてくれるのが、中高生用のドリンクサプリ「ノビエース」です。
栄養素を満遍なく含み、摂取するだけで栄養はもちろん、睡眠や運動にも効果的といわれていますが、実際はどうなのでしょうか。
ノビエースはどんな商品?
ノビエースを販売している企業や商品について、まずは簡単にご紹介します。
小学生用「ノビルンジャー」も販売している企業
ノビエースは、小学生用サプリノビルンジャーも販売している株式会社For-Sの製品です。
「真心(Sincerity)」「サプライズ(Surprise)」「スマイル(Smile)」の気持ちを社名に込めており、ヘルシー健康補助食品を開発から販売まで行なっています。
レタスクラブやsaitaにも取り上げられており、今注目を集めている企業です。
単品購入もできるが、メインは定期便
ノビエースは2袋30日分が1セットで、単品購入の場合5,980円(税抜)です。
定期便があり、30日分だと4,980円(税抜)、3ヶ月分だと11,661円(税抜)と割引率が高くなっていきます。
現在WEB限定キャンペーンを行なっており、毎月300名限定で初回(2袋)が1,980円(税抜)と格安で始められます。
また、キャンペーンページから申し込むと、30日間返金保証もついています。
ノビエースの特徴
①スーパーフードを始め栄養価の高い成分が豊富
骨の成長に良いといわれるカルシウムやビタミンDが、1日の必要摂取量のそれぞれ30%、45%含まれています。
その他、非常に多くの種類の栄養素を含有するスーパーフードの沖縄・鹿児島産モリンガや、沖縄に伝わる伝統野菜も28種類入っています。
②体づくりに欠かせない成分で筋肉増強
タンパク質の供給源として大豆由来のプロテインや運動に欠かせないアミノ酸、成長ホルモンを増加させるといわれるα-GPC、野菜や果物などが配合されています。
これらによって、筋肉バランスの良い健康的な体づくりをサポートします。
③植物性乳酸菌で野菜や果物を発酵
岡山県の契約農家が育てた野菜や果物を、植物性乳酸菌で3年半発酵させています。
乳酸菌は腸内環境を良くする働きがあり、体の調子を整えてくれます。
④脳に良い成分も配合
リラックス効果があるといわれるGABAや、脳の発達に良いというDHAを含んでおり、質の良い睡眠や学習能力のアップが期待できます。
⑤飲みやすいココア味
スプーン1杯10gを牛乳や豆乳に溶いて飲むだけで、ココア味の美味しいドリンクになります。
甘みはそれほど強くなく、1日1杯で良いので、しつこい甘さが苦手なお子さんでも大丈夫です。
⑥安全性を最優先に製造
医薬品製造レベルの国内GMP認定工場で、品質管理を徹底して製造しています。
保存料、着色料不使用で放射能テスト済ですから、安心安全です。
ノビエースに含まれる成分とその効果
子供の成長は男子が12~14歳、女子が10~12歳頃がピークとされており、中高生の頃は「最後の伸び」の時期に当たります。
ピークは過ぎていてもまだ成長過程にありますから、その力を強化する様々な成分が配合されています。
モリンガ
インド原産といわれるスーパーフードで、90種類以上の栄養素を含んでおり、しかもそれぞれの含有量が非常に高いという特徴があります。
例えば、同じ量でβ-カロテンがニンジンの1.6倍、カルシウムが牛乳の14倍、鉄分がほうれん草の5.8倍含まれています。
また、ノビエースのモリンガは鹿児島の契約農家で無農薬・無化学肥料で栽培されているので安心です。
28種類の沖縄野菜
おなじみのゴーヤやフーチバーを始め、28種類もの沖縄野菜が含まれています。
強い日差しを受けて育つ沖縄野菜は、紫外線や外敵から身を守るためにポリフェノールを多く含んでいます。
ポリフェノールには抗酸化作用があるので、細胞の新陳代謝機能が衰えるのを予防する効果が期待できます。
大豆由来プロテイン
タンパク質(プロテイン)は臓器や筋肉、皮膚、髪の組織を作るために不可欠な栄養素です。
またエネルギー源となり、運動の際に使われるため、特にスポーツを行なう中高生は積極的に摂るべき栄養素です。
ノビエースのプロテインは植物性なので動物性より消化が早く、胃腸に負担をかけにくくなっています。
また、プロテインに含まれる必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシンはBCAAと呼ばれ、エネルギー生成や筋肉の維持、運動能力の向上などに効果があるといわれています。
HMB
必須アミノ酸のロイシンから作られる成分で、筋肉増量を助け、筋肉疲労の緩和を早めるとされています。
α-GPC
母乳に多く含まれ、身体の成長を促す成分です。
また、成長ホルモンの分泌量を増やし、記憶力や学習能力を向上させるなど、子供の身体と脳の成長を助けます。
ノビエースのα-GPCは大豆レシチンから作られており、大豆や納豆、卵、鶏肉を食べるより効率良く摂取することができます。
アルギニン
アミノ酸の一種で、成長ホルモンの分泌を促進したり、筋肉組織を強化したりするといわれています。
カルシウム・マグネシウム
カルシウムは骨や歯の主成分で、マグネシウムはカルシウムが骨に行き届くようにする作用があります。
ノビエースにはこの2成分を多く含む沖縄産サンゴ由来のドロマイトを配合し、理想的なバランスとなっています。
植物性乳酸菌発酵エキス
乳酸菌には腸内環境を整え、便秘予防のほか栄養素の吸収を高める働きがあります。
ノビエースでは岡山県の契約農家で育てられた75種類の野菜・果物を植物性乳酸菌で発酵させており、腸の働きをサポートしてくれます。
GABA
アミノ酸の一種で、リラックス効果があります。
運動や勉強で疲れた心身を休め、入眠しやすくしてくれるので、就寝中に成長ホルモンが分泌されやすくなる効果が期待できます。
DHA
青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸で、記憶力や判断力を高める効果があるといわれています。
また、血流を良くしたり精神を安定させたりする働きもあり、GABAと併せて摂ることで心身を平常に保つ助けとなります。
ノビエースを飲んではも身長は伸びない?
これだけ成長に良い成分が配合されているのですから、成長に期待できそうですね。
しかし、いくつか問題点があります。
糖分が一番多い?
パッケージの裏にある原材料名をチェックすると、疑問が出てきます。
食品の場合、原材料を「重量順」に表示するという決まりがあります。
ノビエースを見ると、最も多いのは順に黒糖・グラニュー糖、マルトオリゴ糖となっており、上位3種類が糖分なのです。
黒糖にはミネラルが豊富ではあるものの、健康づくりに役立つほど大量に含まれている訳ではありません。
重さだけで判断はできませんが、日本人は炭水化物や糖分の摂取量が多すぎるといわれており、決して良いことではないでしょう。
代表的成分の配合量記載がない
カルシウムやビタミンB1・B2・B6、ビタミンC、ビタミンDに関しては、それぞれ1日に必要な摂取量の何パーセント含まれているか、書かれています。
しかし、代表的成分として挙げられているモリンガやプロテイン、HMB、α-GPC、GABA、DHAなどの成分の配合量は書かれていません。
ということは、ほんの少量しか含まれていない可能性が高いです。
これらの成分の効能・効果はあまり期待できないと考えたほうが良いでしょう。
アレルギー物質が配合されている
ノビエースには、アレルギー物質に指定された乳・大豆・豚肉・もも・やまいも・キウイ・りんごが含まれています。
近年の研究で、0歳~14歳の子供の約40%が何らかのアレルギーを持っていることがわかっています。
今や子どもたちを悩ませている病気の中で一番多いのが、このアレルギー疾患です。アレルギー疾患と言えばアトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎アレルギー性結膜炎そして蕁麻疹など種々ですが食物アレルギーの子どもたちも現在増加の一途を辿っています。
アレルギー症状を持っている子どもたちがどれくらいいるのか、厚生労働省の調査では0歳~14歳の子どもたちの約40%に、東京・大阪など都市部に住む4歳以下の子供たちに至っては51.5%つまり2人に1人の割合で何らかのアレルギー症状が認められるというのが最近の状況です。昔と比較すると学童の気管支喘息はこの30年間で10倍に、アトピー性皮膚炎も5~10倍に増加しています。
今は特に問題がなくても、ある日突然発症することもあるのです。
そう考えると、ノビエースを毎日飲むのはアレルギー発症の原因となるかもしれません。
家族にアレルギー体質の人がいる場合は、注意したほうが良いでしょう。
推薦者は「身長が伸びる」とは発言していない
ノビエースの推薦者として、公式サイトには2012年オリンピックのメダリスト立石諒氏やパフォーマンストレーナーの奥山智也氏、栄養管理士の前田量子氏の発言が掲載されています。
しかし、3名とも「身長が伸びる」とは一言も言っていません。
皆さんがおっしゃっているのは「体づくり」です。
必要な栄養素をしっかり摂ることで筋肉が発達し、骨密度が増えて強い骨を作れる可能性はありますが、それが身長の伸びにつながるとは限らないのです。
偏食のまま大人になると生活習慣病になりやすい
好き嫌いの激しいお子さんが増えていますが、それをサプリで補うのは良くない、と国立健康・栄養研究所 情報センター長の梅垣敬三氏は注意を促しています。
子供の偏食をサプリで補おうとする考え方があるが、子供の偏食は将来改善出来ない。いま生活習慣病が問題になっているが生活習慣病は例えば食習慣にある。
食習慣を改善しなければいけないが、小さい頃に身に着けた食習慣は改善しにくい。
色々な物を食べるって言うのが重要だし何をどう食べるかを子供に教えていけば将来、偏食しないので生活習慣病になりにくい食事をするので医療費削減になる。食育は重要!
サプリにばかり頼ると、お子さんが将来生活習慣病になる確率が高くなるということです。
好きな物ばかり食べていると大人になってから治すのは難しく、栄養がどんどん偏って生活習慣病を引き起こしやすくなるのです。
さらに、過剰摂取による疾病が発症する危険性も出てきます。
一例として、ノビエースにはカルシウムやビタミンDが多く含まれているため、食事と併せて過剰摂取になると、将来泌尿器系結石や高カルシウム血症を引き起こす確率が高くなるのです。
ノビエースを購入する前に
偏食がひどく食事を満足に食べないお子さんの場合、ノビエースで身長が伸びる可能性はあります。
しかしそうでない場合は、期待外れに終わるかもしれません。
骨に係る栄養素のカルシウムとマグネシウムは大豆製品や牛乳、豆乳、緑黄色野菜、海藻、ナッツなどに多く含まれていますから、まずはそういったものを意識して食卓に出すようにしてはいかがでしょうか。